菅公、素戔嗚尊、誉田別尊をご祭神とする守口市の天乃神社のご鎮座は奈良時代まで遡る古社。
小楠公最後の出陣となった四條畷の戦いに於いて布陣したと伝わる。
そのような由緒がある為か、境内の祖霊社には小楠公も御祭神としてお祀りされているが、これは先代宮司のご遺言によるものとされる。
ご本殿は桃山時代のもので、1670年には竹内良尚親王が当社に菅公像を下賜された。
楠公とゆかり深きお社である事を久野潤氏より御教授いただき、天乃神社にお連れいただいたが、橋中宮司様からの大変篤いご配慮にて、特別に昇殿参拝の栄を賜る。...
大阪には、このように広くは知られてはいないものの、楠公ゆかりの史跡やお社が多く遺されている。
私が会長を務めさせていただく楠公研究会においても、これらについてより深く調査研究していきたいと願ってやまない。