活動報告3(第九回~第十二回)


第十二回楠公研究会

葛木神社と国見城趾

~金剛山攻防戦の戦跡を辿る~

平成30年7月27日(金) 13:30~16:30

第12回楠公研究会「葛木神社と国見城跡~金剛山攻防戦の戦跡を辿る~」は、葛城宮司様のお心づくしのお心遣いと、多くの皆様のご参加のお陰をもちまして、盛況裡に終える事ができました事、心より厚く御礼申し上げます。

葛木神社での正式参拝に引き続き、楠公研究会会員の伊藤氏より、葛木神社の御祭神とゆかりの深き「イージス艦こんごう」の模型奉納と、葛城宮司様の温かいご厚意にて、模型奉納奉告祭も斎行いただきました。

その後、社殿にて宮司様から、神社のご由緒と大楠公の事跡についてのご講話を賜り、その後、金剛山頂の国見城跡へ移動し、今も遺る千早攻防戦当時の城跡の石垣や井戸、手水鉢等を見学させていただきつつ、国見城の構造を学びました。

また、国見城跡の傍の茶店では、千早城の戦い時から使われている井戸水を使ったコーヒーもご馳走になりました。

一般的には、「千早城をはじめ、金剛山には大楠公当時の遺構は全く残っていない」等と流布されていますが、実際には千早城跡にも石垣は一部残されておりますし、葛木神社には「福石」をはじめとした南北朝当時創建の矢刺神社の祠、国見城には石垣や手水鉢、井戸等多くの遺構が遺されているのです。

こういった事実は、現地に赴き、現地にゆかりの深き方々からお教えいただかなくては判らない事であり、だからこそ、私共楠公研究会が学び続ける意義があるのだと改めて痛感いたしました。
学会等にて定説とされている「大楠公に纏わる遺構はほとんど残っていない」の常識は、意識的に楠木一族の事蹟を幻のものとし、封印、風化させんが為の意図もあるのかもしれません。
しかし、私は、末裔として、先祖の真実が消されていくのを黙認はできない、その一念において、今後も微力ながら、顕彰活動を続けていきたいと思っています。

当日大変丁重なる御教授を賜りました葛城宮司様、そして、遠路も含め各地域からお運びくださいましたご参加者の皆様に、心から感謝でございます。

撤饌として、昭和8年陸軍中尉・林彌三吉閣下講述冊子「現代より観たる大楠公戦略について」の写しをはじめ、決して手に入らぬ大変貴重なお下がりを賜り、感激でした。

また、「楠公さんを学ぶ会」の吉田様、炭谷様もご参加くださり、南河内名物「あかねこ餅」のお心遣いとCDをいただきました。
誠にありがとうございます。


第十一回楠公研究会

皇紀前創祀の古社・枚岡神社と

小楠公

平成30年6月18日(月) 14:00~

この度の大阪府北部大地震にて被災されました皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。
今後も余震が予想されますので、くれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ。

さて、昨日は、無事、第十一回楠公研究会を終える事ができました。
遠く、東京からのご参加者もいらっしゃいました。
枚岡神社の中東宮司様には、非常に懇切且つご丁重な御指導を賜り、楠木一族と枚岡神社との強い繋がりはもちろんの事、日本民族に忘れ去られている大切な心を改めて感じさせられ、感謝の大切さ、笑いの神事とその重要性、そして、日本民族の誇りを学ばせていただきました。
折しも、大きな自然災害に見舞われた日にあって、今回の中東宮司様のご講話から、古来、日本人が畏れ敬仰してきた自然という森羅万象の八百万の神々への感謝を決して忘れてはならないという大きな教訓も御教授いただきました。
ご講話を拝聴した後は、参加者一同、心の洗われた清々しい心地となりました。

ご講話後は、格別のお計らいにて、通常立ち入れないご神域にて参拝もさせていただき、その後、小楠公ゆかりの井戸もご案内いただきました。

井戸の見学後は、近くにある小楠公首塚も見学。
知る人ぞ知るこの首塚は、分かりにくい場所にあるのですが、今回、訪問し参拝することができ感激もひとしおでした。

とても温かい御教授御指導、そしてご歓待を賜りました中東宮司様、枝茂川権禰宜様を始め、枚岡神社の皆様に、篤く深謝を申し上げます。
誠にありがとうございました。


第十回楠公研究会

湊川神社御神幸

楠公武者行列を観に行こう

平成30年5月26日(土) 10:00~16:00

大楠公殉節日の翌5月26日、4年ぶりの楠公武者行列が催行されました。

湊川神社本殿にて発輿祭斎行後、いよいよ楠公武者行列の神輿の発輿です!

神戸の街を挙げての大イベント・楠公武者行列は、総勢700人が参加し、神戸市内は南北朝絵巻に彩られました。

約8キロの行程を練り歩き、本殿に神輿ご還幸。

湊川神社本殿にて還御の儀を終え、無事に斎了しました。
観覧にいらしてくださった河内長野の島田市長をはじめ、四條畷正行の会の皆様、楠公さんを学ぶ会の吉田様、河内長野ロータリーの道本様、三日市の山田様、凛風獅子の会の中野様、なお様、大阪空挺団の信岡様、塚田様、そして、共に行列に参加くださった、奥様、楠公研究会の北様、多くの皆様、本当にありがとうございました!

午前10時に湊川神社を発輿し、午後12時にお昼休憩の為、湊川公園へ。

ここで、宮司による御旅所祭が行われ、その後、再び、行列の出発です。

写真は、我が楠公研究会の山下会長が楠公末裔として参加した第15梯団と山下会長の末裔の装束姿をアップさせていただきました。


楠公研究会記念祝賀総会

            (第九回楠公研究会)

平成30年4月25日(水)

大楠公生誕の日である4月25日、湊川神社及び同楠公会館にて、一般社団法人楠公研究会記念総会併祝賀会を催行させていただきました。
お陰様をもちまして、盛況裡に総会及び祝賀会を終える事ができましたが、これはひとえに湊川の大神様のご神恩と、日頃よりお支えくださる皆様方の御恩の賜物であると感謝に絶えません。

折からの雨も上がり、祝賀会催行と同時に空も晴れ渡り、雨上がりの新緑の青葉が茂り、大楠公もきっとお喜びであると、そのご神威を改めて有難く感じました。

総会には、大変ご多忙の所、元衆議院議員の西村眞悟先生がご令室様とご子息の日加留様の御家族様お揃いにてご出席くださいましたのを始め、堺市議の西川良平先生、宝塚市議の大河内茂太先生、前東大阪市議の岡修一郎先生、大和倶楽部の篠田喜作先生、前河内長野ロータリークラブの道本雅秀先生を始めとした36名の諸先生方皆様にご来臨をいただきました事、恐悦と感謝の極みでした。

河内長野にて活動されているアーティスト「雪月花」様の演奏にての国家斉唱から始まり、田中様の詩吟「大楠公」、田邊様の見事な剣舞、佐々木様のお琴の演奏、「雪月花」様の「requiem~大楠公に捧ぐ~」、そして最後は「青葉繁れる桜井の」を全員で斉唱し、会の締めくくりと致しました。

また、本年4月20日を以て、一般社団法人としての新たな一歩を踏み出した拙会ですが、これを記念し、この一年の活動記録を纏めた記念冊子を発行、ご参列の皆様に配布させていただきました。

楠公の遺した精神と共に、本来あるべき日本人の美しい精神と誇りを取り戻し、それを次の世代に継承していける一助となるべく、今後も精一杯に精進して参ります。

まだまだ未熟な私ではございますが、末永くご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げますm(__)m