楠公崇敬の聖地の一つである佐賀へ。
今年も龍造寺八幡宮境内社・楠神社の例祭に大楠公末裔として特別参列させていただきました。
龍造寺八幡宮は、当地の藩主・鍋島氏の篤い崇敬を受けた由緒あるお宮であり、その境内社の楠神社のご神像は、1663年に鍋島藩主同族である佐賀藩士の深江信渓が造らせた楠公父子像。
幕末期、長らく所在不明となっていた楠公父子像を探し当てた藩校「弘道館」教授・枝吉神陽はこの像を祀って楠公顕彰を提言、神像を造った深江信渓の末裔を祭主として擁立し楠公義祭同盟を結成し、数年後には、楠公義祭斎行の為の楠神社を龍造寺八幡宮境内に建立しました。
楠公義祭同盟には、他に、大隈重信や副島種臣、江藤新平等名だたる志士が賛同した事でも有名です。...
そして、今もその義祭は楠神社例祭として勤皇の地・佐賀にて連綿と受け継がれています。
今年も例祭にお招きくださった龍造寺八幡宮の江頭宮司様は、「楠公末裔が参列した事、必ずや御祭神も喜ばれている」と仰ってくださり、また、佐賀の皆様からも温かい歓迎を賜りました事は感謝と感激の極みです。
楠公崇敬の志は歴史と共に現代まで、そしてこれからの未来も脈々と受け継がれていくと確信し、自らもまた、楠公研究会活動に尚一層精進する事を改めて心に誓いました。