観心寺参詣

大楠公幼少期の学問所であった観心寺、こちらの永島全教住職様に、諸事ご相談旁々ご挨拶に伺いました。

通常非公開の重要文化財である書院に特別にお通しいただき、お話も大いに盛り上がり、ご住職様とお茶菓子の接待を賜りつつ二時間ほど楽しく有意義に過ごさせていただきました。

通常非公開の書院の荘厳さは圧巻でした。

お写真は永島住職様の特別なご配慮にて公開させていただいております。

書院には、秘仏である如意輪観音のお写真も。

特に興味深かったのは、大楠公の高邁なる精神に最も影響を与えた観心寺の教えとは?という点。
過日の第三回楠公研究会で永島長老様よりご教授いただいた「四恩の教え」に加え、今回は「南無」についてご指導いただきました。...
大楠公が自らの命を賭して義と筋を通したのは、「南無」の教えを体現したもの。
「南無」とは、目先の些事にこだわらず、大局を見据え、自らの大義を貫く。
そうする事で、仏の教えを悟る事ができるというもの。
この教えが、後の楠木家の旗印「非理法権天」の思想に繋がっていきます。
「天」とは天の道や仏の道の事。
全ては「天」のもとにあるべきで、その摂理に随う事こそが人として生を受けた者の指命であり、この教えがあってこその大楠公の生き様といえます。
「正成一人未だ生きてありと聞かし召され候へば、遂に聖運開くべしと思し召し候へ」
後醍醐帝にこう上奏された大楠公の心の内にはまさに四恩と南無の精神に満ちていたのでしょう。
そこにこそ、右や左といった偏向思想等の些事にとらわれぬ恒久且つ普遍の精神があり、それを真から理解できて初めて真の楠公精神を理解することができるのでしょう。
観心寺の紅葉は、楠公とその精神を継承してきた方々の赤誠の心の如く鮮やかに赤く美しく輝いていました。