「菊水連隊」の年末行事に出席

信太山駐屯地、通称「菊水連隊」の年末行事へ来賓としてお招きいただき出席させていただきました。
菊水連隊は、湊川神社とも深い関係なので欠かせない大切な行事。
当駐屯地司令・丸尾一等陸佐とのお話しに華が咲きました。
また、楠公研究会にもお越しくださった石崎陸尉や佐藤准陸尉ともお会いできました。

お餅をつかせていただき、隊員さん達お手製の豚汁とおでんをいただきました。
毎年恒例の年末行事、とても楽しいです。

信太山駐屯地内に建つ資料館「修史館」は、その建造物そのものも大正期の貴重な文化財。
格別なご配慮にて、閉館のところ、館長様自らのご案内、解説のもと、見学させていただくご厚遇を賜りました。
館内には、湊川神社の楠公墓碑の拓本を始めとした我々楠木一族に関する資料も数多く展示されています。
また、修史館正面には大楠も聳えており、正成の志を象徴しています。

ここ、信太山駐屯地は、歴史的・文化的史跡等が多く所在する大阪南部に位置し、大正8年に帝国陸軍野砲兵第四聯隊が移駐してきて以来の歴史を誇る駐屯地です。
駐屯地の主力部隊である第37普通科連隊は、かつて大阪法円坂に駐屯していた帝国陸軍第三十七聯隊の部隊番号とトレードマークの菊水紋を継承し“菊水連隊”と呼ばれています。
戦後、多くの絶大なる歓迎を受け、陸上自衛隊の駐屯地として再び創設、旧陸軍歩兵三七聯隊と同一連隊名を持つ大阪府唯一の第一線戦闘部隊の第37普通科連隊が誕生しました。
戦前の歩兵聯隊と同一の連隊名になることは珍しい事ですが、どんな状況下におかれても後醍醐天皇への忠誠を貫き通した楠木正成公の忠誠心に肖り、菊水連隊として称せられ日露戦争の奉天戦等で活躍した旧陸軍三七聯隊の精神を引き継ぎ、我が楠木家の家紋である菊水を部隊のトレードマークとし、菊水魂を継承している誇りある連隊として戦前の連隊名を現代に引き継いでおられます。
また、近畿二府四県の防衛警備を担任する第3師団の隷下にあって、大和川以南の大阪南部と和歌山県を担任地域とし、“南近畿の楯”として「いつ、いかなる任務が付与されても即動し完遂する部隊」を指命として日々任務に訓練に励んでおられます。