政経倶楽部・大阪支部2月例会に出席

賛助会員を仰せつかっております政経倶楽部連合会の大阪支部2月例会に出席させて頂きました。
今回は、林英臣先生による「聖徳太子と憲法十七条~転換期の政治改革と、国民意識向上への悲願~」のご講義。

聖徳太子の偉大な事蹟として、憲法十七条を定め国家理念の礎を築いた事、冠位十二階を制定する事により蘇我氏の専横を抑制、隋との対等外交構築に成功、仏教興隆による文化向上、遣隋使として留学生を派遣し大陸の情勢を綿密に把握、そして遂には、自らの死後に大化の改新という形を以て日本国をして元号を持つ独立国家確立への胎動を促した事、等等、数多く挙げられます。
当時、本朝に於いては前代未聞である天皇弑逆事件を起こした蘇我馬子を舅に、初の女帝である推古天皇を叔母に持ち、非常に困難を極める立場にありながら弱冠19歳にして摂政に就き、数々の深刻さ極まる内憂外患を的確に処理した聖徳太子は、不世出の天才的リーダーであったと言えましょう。
歴史の流れを広く俯瞰するに、時代の潮目に当たる混沌とした世に、まるで時代が求めるが如く、不世出の逸材が登場するのが歴史の常。
そして、混迷を極める現代、再び聖徳太子のような優れたリーダーや為政者の登場を強く望んでやみません。
林先生のご講話は、いつも多くの御指導御教授を授けてくださいます。
林先生に心より篤く深謝申し上げます。