大楠公の山車

水郷佐原山車会館見学後、小森様と菅井様を始めとする東関戸区民の皆様の格別なるご厚意にて、大祭以外は蔵に解体して納めてある大楠公の山車を、区民の皆様が朝から総出で蔵から出されて組み立てをされ、大楠公と私との対面を実現してくださいました。

この人形は、昭和10年に、恐らくは大楠公六百年祭に際して造られたものと考えられます。
それまでの人形は天狗様であったとか。
昭和10年に大楠公の人形を造られる折に参考にされたのが、湊川神社宝物殿に収められている横山大観の「大楠公像」との事。
横山大観の「大楠公像」も同じく昭和10年に湊川神社に寄贈されているのが、非常に興味深いところです。
確かに、横山大観の大楠公像とお顔がそっくりで、なるほどと思わせられました。
炎天下の中、区民の皆様総出で大楠公を組み立てお見せくださいました皆様の温かいご歓迎のお心に感謝が絶えません。

大楠公を拝見させていただきました後は、水郷佐原の街並みを満喫。
佐原で最も大きな蔵をお持ちでいらっしゃる菅井様の蔵も見学させていただきました。
佐原で最大というだけあって、中は誠に巨大な空間で驚きました。
現在は様々な文化芸術イベント会場としても提供されていらっしゃるとの事。

夜は、同じく佐原にある「鰻割烹山田」にて、東関戸区民の皆様が私の為に歓迎会を開いてくださり、美味しい鰻をいただきつつ、楠公談義で大いに盛り上がりました。

佐原の大楠公像は、本年は、10月12~14日に開催され、私も観覧させていただく予定としております。
また、この日程と同時開催として「楠公研究会特別企画」として、佐原~水戸ツアーを企画中。
多くの皆様にお越しいただきますれば幸甚でございます。